西武船橋店（船橋市本町1、TEL 047-425-0111）で現在、「中山みどりフェルトアート展～羊毛から生まれた小さな犬猫たち。」が開かれている。

フェルトアート第一人者の中山みどりさん（関連画像）

　フェルトアートは中山さんが独自に開拓した分野。羊毛フェルトとワイヤを使い、本物そっくりの犬や猫の作品を作り上げる。著書には「中山みどりのフェルトアート midofelt」（1,365円）、「ほころびの時間　フェルトアートの小犬たち」（1,260円）、「ほころびの時間2 フェルトアートの小猫たち」（1,260円）がある。

　幼少のころから絵を描くことが好きだった中山さん。武蔵野美術大学日本画卒業後、美術講師と日本画家として活躍。自身が持病の治療中に大学の先輩から羊毛フェルトを貰ったもらったことで、興味が湧いたという。

　羊毛フェルトのふわふわ感に作品作りへの可能性を感じ、指人形を作成した。その後、研究を重ね独自の製法で犬や猫を製作したところ、友人知人からオファーが殺到したことがきっかけとなり、フェルト作家の道を歩み始めた。

　その後、リアリティーあふれる作品が評判となり、多くのメディアで取り上げられるようになり、黒柳徹子さんのトーク番組「徹子の部屋」にも出演。「今、日本で最も注目されているアーティストの一人です」と同店広報担当者。

　開催時間は10時～20時（入場は閉場の30分前まで。最終日は16時閉場）。入場料は、一般・大学生＝500円（高校生以下無料）。6月3日まで。