![童話作家の角野栄子さん](https://images.keizai.biz/funabashi_keizai/headline/1403247571_photo.jpg)
中央公民館(船橋市本町2、TEL 047-434-5551)で6月14日、「児童文学の実際 書き方を学ぶ」講座が行われ、30人の市民が参加した。
同講座は、船橋市・船橋市教育委員会が主催している「船橋市文学賞」への参加を呼び掛けるもの。
講師を務める角野栄子さんは、同文学賞の児童文学部門の選者を担当している。著書は、映画化もされた「魔女の宅急便」をはじめ、「おそとがきえた!」「ナーダという名の少女」「魔女からの手紙」など。多数の童話を執筆するほか、海外童話の翻訳も数多く手掛けている。
受講者には角野さんのファンも多く、直接児童文学の書き方のレクチャーを受けられる機会とあり、熱心にメモを取る人の姿が多く見られた。
角野さんは「想像力を働かせることで、空想の中で自分がいろいろな体験ができる。こういうことが起こると楽しいなということを書いてみる」と書き方のポイントを話した。「何回も書き直してみること、毎日毎日書いてみること、自分の中に自分の辞書を持つことも大事」とも。
講座では、ポイントを踏まえ書く時間を15分間取り、書いたものを角野さんがいくつか読み上げ講評した。講座の終わりにはサイン会も行われ、多くの参加者が列を作った。