高根公団駅南口から徒歩1分ほどの商店街の一角にパスタカフェ「Pasta cafe Epicurean（エピキュリアン）」（船橋市高根台7、TEL 090-3116-2639）がオープンし5カ月になる。

見た目はラーメンな「豚骨ココナッツブロード・ペペロンチーノ」（関連画像）

　店名は、古代ローマ時代の快楽主義者「エピキュリアン」から命名。何かに没頭することに喜びを感じる人たちのことを表すという。店主の五十嵐豊さんは「現代風に言えば『食道楽』とも訳せるのでは」と話す。

　五十嵐さんは和食店で長年勤務した後、都内のイタリアン店でさらに経験を積んだといい、「ラーメンを楽しむような感覚で、もっと日常的にパスタを楽しんでもらいたい」との思いから同店を開いた。

　店舗面積は30坪。席数はテーブル席8席、カウンター6席、個室1室の計22席。築50年という店舗物件は以前、焼き鳥店やすし店だったため店内の所々に和風テイストが見え隠れしているが、「それもこだわりのパスタを引き立たせるための趣向のひとつ」と五十嵐さん。

　和食の技法をいたるところに投入しているというメニューは、パスタだけで常時20種以上。「牛スジ肉の濃厚な味わいがウリ」と五十嵐さんが話す「ボロネーゼ」（780円）や、トマトソース、クリームソース、オリーブオイル系のパスタなど各種取りそろえる。

　中でも、五十嵐さんが考案したという「豚骨ココナッツブロード・ペペロンチーノ」（780円）は、ヨーロッパで多用するというココナッツミルクに豚骨スープを混ぜ合わせ、焼豚の代わりに低温熟成させたローストポークを使うため「見た目はまさにラーメン」との声も。テーブルにはフォークに加えて箸も用意する。このほか、男性客を中心に人気というオリジナルメニュー「ペペ（ロンチーノ）ライス」（大210円）など。「ラーメン＆ライスのような感覚でパスタ＆ライスを楽しんでほしい」と生み出されたメニューだという。

　ランチタイムは、パスタ各種に前菜盛り合わせ、自家製パン、スープが付く（980円）。ドルチェ（350円）や季節のジェラート（280円）なども自家製で提供する。

　アラカルトは、カプレーゼ（690円）や生ハムとオリーブ（890円）といった定番から、じゃが盛り（450円）、ソーセージグリル（750円）などの酒のつまみにもなるメニューもそろえる。ハウスワイン、スパークリングワイン（グラス各420円）、ビール（600円）、カクテル各種（520円）などアルコール類も豊富に取りそろえる。

　営業時間は11時～22時30分。水曜定休。