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船橋の石井食品本社にコミュニティーハウス-食の情報発信と市民活動の場に

「Viridian」施設内の様子

「Viridian」施設内の様子

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 船橋に本社を構える食品会社・石井食品(船橋市本町2、TEL 047-435-0141)が8月18日、地元住民が集える「食文化・健康・福祉」をテーマとしたコミュニティーハウス「Viridian(ヴィリジアン)」をオープンした。

館内にはキッチンスペースも(関連画像)

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 同社は、無添加調理をテーマとする加工食品を製造販売する食品会社。施設名の「Viridian」はラテン語で「緑の進化」を示す。
 同社の理念として掲げる「無添加調理の進化」と重ね、同社の商品を進化させ提供することで、より豊かなライフスタイルの提案と手助けをしたいとの思いが込められているという。

 同施設は5つのテーマごとにブースを設け展開し、館内にはキッチンや音響機器、食の書物が自由に観覧できるライブラリーなどを常設。市民の活動場所としても提供しており、セミナー、料理教室、音楽会、展示会、市民団体の会合の場など自由に使用することができる。施設内は全てバリアフリーになっている。

 入り口すぐ横の「健康」ブースでは、低カロリー食や野菜を採れる献立作り、減塩食やアレルギー対応など、食事内容の提案を行う。ブース内の直売所では、同社の全商品と千葉の地酒やワインなども販売する。

 イートインスペースも兼ねる「時短調理」のブースでは、同社の商品と千葉の野菜を使用した10分~15分で調理できる料理を提案。それらの料理を注文したり、直売所で購入した商品を食べたりもできる。

同社の商品内容や製造工程などは、全てブースに併設しているパソコンで観覧できるようになっている「安心安全」のブースや、季節ごとの行事に関する食事や食器、由来、お祝い事を演出する提案などを展示し、グッズ、書籍などを販売する「旬・ハレの日」のブースも展開する。

 玄関先に広く設けられたエントランスの「娯楽」ブースでは、定期的に規格外野菜をディスカウント価格で販売するマルシェを開催。「野菜の形が大きすぎる、曲がっているなどの理由で出荷できないが鮮度と味は変わらない。社員が農家をトラックでまわって回って集めるので、かなり安く提供できる」と担当者は意気込む。

 旬のテーマを設け、サッポロビール千葉工場協力の下、酒と季節の野菜を味わえるバルイベントも随時行うという。「会社帰りに一杯飲んで一息入れる『立ち飲み』を作るのが当社会長の夢だった」とも。

 営業時間は10時~18時。日曜定休。

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