船橋駅北口の路地裏にハワイアンカフェ「Laple(ラプレ)」(船橋市本町5、TEL 047-411-6058)がオープンして1カ月がたった。
同店のオーナーは藤沼千恵さん(25)。小さいころから自営業の父の背中を見て育ってきた藤沼さんは、20歳の時に「自分も好きなことを仕事にして生きていきたい」と起業を決意。社会人経験を積むために金融機関に就職し、あえて営業職を希望し経験を積むと、自分が理想とする店を作るため飲食店に転職した。
「大好きな海と夏をキーワードに、みんながリゾートといえば真っ先に思い浮かべるハワイをコンセプトに店を作った」と藤沼さん。「ハワイをはじめとした各地のリゾートを実際に見に行き、海沿いのおしゃれな海の家をイメージした内装にこだわった」とも。
店舗面積は約10坪。席数はカウンター6席、テーブル3卓の合計15席。テーブルや椅子は木のぬくもりを生かした調度品を選んだ。白い壁と木を多く使ったテーブルや椅子と存在感のあるカウンターとのコントラストで、リゾート地の雰囲気を演出。ソファ席同士の間隔を広く取ることでゆったりとした雰囲気を提供する。
一番人気のメニュー「アサイーボウル」(500円)をはじめ、「サーファーズタコライス」(880円)、「スパムおにぎり」(350円)、「ロミロミサーモン」(580円)などハワイアンメニューには独自のひと手間を加える。前職の経験からバースデーの演出にも力を入れており、バーステープレート(1,500円)を用意。店内全体で祝う一体感が口コミで広がっているという。
「店の経営だけでなく、プライベートも充実させたい」と藤沼さん。将来は「家庭も守っていける奥さん」を目指しているという。「若くして結婚した友達から空き時間に働ける仕事などで相談に乗ることも多い」と友達からの信頼も厚い。
同店のオープニングスタッフ長澤あやなさん(22)は部活の後輩。「昔からカフェを開きたかったが、先輩の話を聞いてコンセプトに共感した」と合流を決め、立ち上げの苦労を共にした。
営業時間は17時~24時。9月1日からはランチ営業(11時30分~14時30分)も始める。日曜定休。