新京成電鉄が8月末、北習志野駅(船橋市習志野台3)と鎌ヶ谷大仏駅(鎌ケ谷市鎌ケ谷1)の各ホームに「電車型自動販売機コーナー」を設置した。
北習志野駅は、9年ぶりに新デザインで運行を始めた新車両をイメージした自販機を8月29日から設置。鎌ヶ谷大仏駅は、新デザイン電両登場により廃止となる現行の「8900形」をイメージした自販機を、メモリアルの意味を込め8月31日から設置した。
実際の電車がそこにとまっているかのようなインパクトを与え、商品の販売促進のほか、同鉄道の活性化と美観向上を目的としている。北習志野駅を利用した30代男性は「こんなデザインの自販機は初めて。新しいのもいいけれど、今まで頑張ってきた電車を忘れないという意味でもいい取り組み」と話す。
これまでにも北習志野駅ホームに2012年1月に引退した「8502編成(通称:しんちゃん電車)」のイラストを描いた自販機を設置するなどしてきたが、今回はいずれも閉店した販売店のスペースを有効活用するために計画したという。