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船橋・北習志野の商店街で「きたならフェスタ」-駅周辺の活性化目指し企画

商店会全体が屋根で覆われ、数多くあるベンチも有効活用した会場

商店会全体が屋根で覆われ、数多くあるベンチも有効活用した会場

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 船橋市北習志野駅前の「YELL(エール)きたなら」商店会(船橋市習志野台3)で11月29日、市民ボランティアと同商店会が駅周辺の活性化を目指した「きたならフェスタ@エール」が開催され、多くの近隣市民が商店会での時間を楽しんだ。

商店会中央部には仮設ステージを設置した(関連画像)

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 実行委員長は同商店会内でクリーニング店を営む清水さん。高齢化が進み消費が陰ってきた商店会と駅前エリアを活性化する目的でボランティア団体と協力し、人の縁をつないでイベントの開催にこぎ着けた。

 「エールきたなら商店会をフードコートに」を合言葉に、商店会内に市民ボランティアが豚汁や甘酒などの模擬店やワークショップなどのブースを出店。併せて、商店会内のテナントが店頭で本業を生かした焼き鳥やフランクフルト、持ち帰りすし、総菜などを販売した。

 公団住宅の1階がテナントとなっている同商店会。商店会全体が屋根で覆われている上に、共有スペースには数多くのベンチが設置されている。これを有効に活用し商店会の特徴を効果的にアピールするため模擬店や店頭で販売した屋台メニューを購入し、その場で食事し滞留時間を増やせるように商店会中央部には仮設ステージを設置した。

 そのほか、子連れでも楽しめるように関係者が飼育している陸亀のりくちゃんやアニマルセラピー団体の用意したドーベルマン、グレーハウンドなど動物との触れ合いも演出した。

 主催者の狙いは、駅前地域の活性化。一日だけの集客や売り上げを目標とするのではなく、継続的な商店会の利用を促進することを目指してイベントは行われた。この日、店頭で販売される軽食などの商品は全て通常の売価で販売。安易な値引きなどを促進するのではなく、商店会本来の価値を知らせるためのイベントとして企画されていた。

 同商店会で商売を営む商店主の女性は、「いつもそれなりに人はいるけど、買い物客は確実に減っている。今回の企画でこんなにたくさんの若い人が来るなんて」と驚きの表情を見せた。

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