船橋アリーナ(船橋市習志野台7、TEL 047-461-5611)で1月10日、「船橋市消防出初式」が行われ、消防関係者および地域住民など約1000人が来場した。
主催は船橋市消防局および船橋市消防団。出初め式は毎年、3が日が明けた最初の土曜に行われる。当日は第1部で式典、第2部で演技が行われた。
第1部では参列した松戸徹市長が、日頃消防任務に従事する消防団に対して謝辞を述べ、「今年も安心、安全の要となっていただき、災害のない平穏な1年となるよう昇進していただきたい」と式辞を締めくくった。
続いて渡辺義博消防団長は「いつ起きるか分からない災害に対し、一丸となって最大限努力していきたい」と決意を述べ、自分たちの町を自分たちで守るため「市民の一層の協力を頂きたい」と会場に集まった来場者にあいさつした。
第2部では「はしご乗り」「消防音楽隊ドリル」「幼年消防クラブ鼓笛隊」「一斉放水」が披露された。船橋市消防特別作業協力会による「はしご乗り」では、バランス技となる「背亀(せがめ)」「鉄砲溜め(てっぽうだめ)」や、力技の「鯱(しゃち)」、それらを組み合わせた連続技に大きな拍手が沸き起こった。
その後も、船橋市消防局音楽隊と船橋市立船橋高校ダンス部による「消防音楽隊ドリル」、たきのい幼稚園の「幼年消防クラブ鼓笛隊」のパレードが行われ、華やかな演技で来場者を魅了した。
最後の「一斉放水」では、会場に数十台の消防車や放水車などが配置され、今年1年の始まりに、最初で最後の放水となることを祈願して出水された。