日蓮宗大本山の中山法華経(ほけきょう)寺(市川市中山2)で2月3日、毎年恒例の節分会が行われ、芸能人や著名人らが特設の舞台から豆まきを行った。
例年1万8000人をほこるという来場者に向けて豆や菓子が振る舞われた。(関連画像)
中山法華経寺は日蓮聖人ゆかりの寺院で、創立は鎌倉時代の1260(文応元)年。数年前から節分会に芸能人や著名人を招き、大々的に開催するようになった。境内に鬼子母神(きしもじん)をまつっているため、豆まきの掛け声は「福は内」のみとなっている。
同寺の節分祭に2006年から昨年まで毎回参加していた美輪明宏さんは今回不参加。「毎年、美輪さんの顔を見るのを楽しみにしていたけど残念」と70代女性の来場者。
13時から本殿での神事および祈とう、同40分ごろから豆まきが行われた。15時からは2回目の豆まきを実施。特設ステージの近くには子ども連れ専用の席を用意し、ロープで区分けして安全に豆まきを実施できるよう配慮した。
この日は、百日修行中の荒行僧に加え、タレントのはるな愛さん、格闘家の魔裟斗さん、タレントの桂菊丸さん、女優の奈美悦子さん、市川市の大久保博市長、市川商工会議所の片岡真公名誉会頭、同石井邦夫会頭が参加。船橋市からは、黒田忠司副市長、船橋商工会議所の高安昭副会頭が参加した。
そのほか、今年の年男、年女が祖師堂脇に特設された張り出しスペースから、例年1万8000人を誇るという来場者に向けて豆や菓子をまいた。