船橋市内の各種イベントや祭りを盛り上げるために参加しているヨサコイソーランのチーム「遊奏舞陣(ゆうそうぶじん)」が一般参加できる「鳴子隊」を組織し、本年度の市内外各所で行われる祭りに積極的に参加する意向を示した。
「遊奏舞陣」は船橋市内の子どもとその親世代を中心に、小学2年生から50代までの幅広い世代16人で結成されているヨサコイチーム。船橋市内には同様のチームが10チーム以上あり、各所の商店街などが企画するイベントに積極的に参加している。
今や全国に広まっているヨサコイソーランは、ハードな踊りと威勢の良い音楽で人目を引きつけることからイベントや祭には引っ張りだこ。しかし年々参加する若手が減ってきているため、組織を維持することが難しくなってきたチームもある。
そこで、もう少し簡単な振り付けを覚えてもらい、ヨサコイの面白さを気軽に体験することのできる企画「鳴子隊」の組織を考えた。「3~4回程度の練習で覚えられる振り付けにしている」と同チーム代表の古川淳子さん(38)。「振りを覚えて一緒に踊ることで、船橋市内のイベントを盛り上げるお手伝いをしよう」と呼び掛け募集を始めた。
手作りのチラシを作成し、メンバー全員で1万3000枚を市内金杉近辺にポスティングするなどした結果、5人の応募があった。同じく市内のヨサコイチーム「明日風(あいのかぜ)」から千秋眞帆子さん(62)率いる有志7人も合流。「鳴子隊」12人が本体の16人に合流して総勢28人に。4月5日に御滝不動尊で開催される「御瀧ソーランまつり」に備え練習を行う。
「鳴子隊」の練習は当日までに2月21日、3月7日、28日、4月4日の4回、19時30分ごろから八木が谷公民館や高根第二小学校(船橋市高根台5)体育館などで行う。詳しくは「ゆうそうぶじん」のフェイスブックなどで確認できる。