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船橋の高齢者施設「銀木犀」に駄菓子屋 小中学生の社交場に

施設の利用者が店番をやっている

施設の利用者が店番をやっている

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 木下街道沿いのサービス付高齢者住宅「銀木犀鎌ケ谷」(鎌ケ谷市1、TEL 047-441-6636)がオープンして5カ月がたつ。

中庭にある駄菓子屋外観(関連画像)

 昨年11月23日にオープンした同店。現在、近所の小中学生たちの放課後の新しい社交場としてにぎわいを見せている。

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 北海道から直送のキットで同施設中庭に小屋を作り、エアコンや電気も備える。船橋地方卸売市場の菓子卸業・山下商店の協力を得て、人気商品にアイテムを絞った構成で、現在店頭に並ぶ商品は300種類を超える。

 店舗面積は約2坪。開店にあたって本町の「駄菓子屋りゅう君の店」を参考にするために何度か下見したという。

 施設の利用者が店主を務める。西尾翠さん(78)は「子どもと接するのが大好き。新しい生きがいになっている」と目を細める。松丸晃一郎所長は「高齢者も人に認められることが大切。入居してしばらく引きこもっていた人も、駄菓子屋の店番をきっかけにやりがいを見いだしてくれた例もある」と話す。

 店内に誰もいない場合は施設入り口の呼び鈴を鳴らすと店番の担当者がやってくる。駄菓子の購入計算は当初、施設利用者が行っていたが、最近では客の小中学生が自分で計算して申告するようになったという。

 同店では隣接する子どもクリニックの駐車場から見える場所にA4サイズのポップを貼り出した所、小学生を中心に園児や中学生も姿を見せるようになった。中学生はSNSなどを使って情報を拡散するため、最近では毎日のように来客があり、毎日平均1500円~2000円の売り上げがあるという。

 常連客という上林美友さん(11)と濱田陽菜さん(11)は「駄菓子を選ぶのが楽しい。お母さんに許可をもらってからきている」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~18時。

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