![店内に並ぶカラフルなパンの数々](https://images.keizai.biz/funabashi_keizai/headline/1434617990_photo.jpg)
二和向台駅から徒歩10分ほどの場所に手作りパンの店「オンシジューム」(船橋市咲が丘3、TEL 047-401-7306)がオープンして間もなく2カ月を迎える。
「無類のパン好き」を自称する店主の服部英昭さん(39)は高校卒業後、パンの専門学校に通い勉強を続け、学生時代から現在まで、あちこちのパン店を巡り常に研究を続けているという。
同店は以前、白井市内に約6年間店を構えていたが、実家のある船橋で店を開こうと1年ほど場所を探していた。以前のパン店が移転のため空き店舗になったことを聞きつけ、同所に移転したという。店名は、花言葉の一つである「遊び心」の意味を持つ花「オンシジューム」から名付けた。
これまで服部さんは独自のアイデアをパンに生かしたり、子ども向けのイベントを行ったりもしてきた。「作り手としても遊び心を常に持ち、型にはまらない商品作りや企画をしていきたい」と話す。
店内に並ぶパンは約50種類。パンも中身のフィリングも手作りにこだわり、冷凍生地は一切使わず、毎日粉からこね上げる。「お客さまになるべく焼きたて、揚げたてを食べてもらいたい」と、一度に大量に作るのではなく、少量ずつ焼き上げている。
一番人気のパンは「オンシジューム食パン」(230円)。自家製カスタードクリーム入りの「クリームパン」(130円)や「明太子フランス」(190円)、塩豆を使った生地に塩あんと求肥(ぎゅうひ)が入った「塩豆大福あんぱん」(170円)も人気だという。長時間熟成させた「バタール」(230円)や、焼き上がったレーズンパンをラムシロップに浸し、アーモンドのクッキー生地をかけた「アーモンドボストーク」(170円)なども販売する。
「オープンして2カ月弱でやっとペースがつかめてきた。地元に根付く店になれるよう、長く頑張っていきたい」と服部さん。
営業時間は9時~18時。火曜・第1第3水曜定休。