国立競技場で行われた第90回全国高校サッカー選手権大会で9大会ぶり5度目の優勝を果たした市立船橋高校サッカー部の優勝パレードが1月12日、船橋駅南口の駅前通りで行われ市民約1万7000人が駆け付けた。
9日に国立競技場で行われた全国高校サッカー選手権大会で、ロスタイムからの歴史的な逆転勝利で優勝を果たした同校。
優勝パレードの詳細が決まったのは10日午後で、パレードは船橋駅南口から市役所までのおよそ1キロを約40分かけて徒歩で行った。同校サッカー部員の雄姿を一目見ようとパレード開始の30分ほど前から多くの市民が沿道に立ち並び選手たちの到着を待った。船橋市や、船橋警察署をはじめとした関係各機関では不眠不休での準備に追われたが、この日のパレードは大きな事故もなく無事に行われた。
船橋駅南口を出発した一行は、全国マーチングコンテスト3年連続の「金賞」という偉業を達成している同校吹奏楽部が先導し、同校の竹内校長、朝岡監督、コーチをはじめとしたスタッフ陣の後に選手が続いた。同校選手が通りかかると、沿道からは「感動した」「よくやった」「泣けた」などの温かい声援が寄せられた。
数々のファインセーブで同校のピンチを救ったGK積田選手は「想像していたよりもすごいっすね」と満面の笑みを見せた。同校を優勝に導いた朝岡監督は「まだ夢心地です」と頬を上気させ、17年前に選手として参加した優勝パレードとは一味違ったパレードに感慨深げな様子だった。