京成船橋駅裏手の稲荷横丁に「旬食ダイニング 潮風」(船橋市本町1、TEL 047-401-8988)がオープンし半年がたつ。
同店を営むのは、幼いころから料理が好きで、料理人の母の影響で3歳には包丁を握っていたという風見直子さん。飲食とは関係しない仕事をしていたが、水産会社や農家の知り合いが身近にいたことから、「より多くの人にこのおいしさを知ってほしい」との思いで同店を開いた。
約5坪の店内に、カウンター10席を用意。風見さんの友人が手掛けた内装は、木を基調に、海の家のような木のぬくもりあふれる雰囲気に仕上げた。店名の「潮風」のロゴも友人がデザインしたという。
メーンは、新鮮な旬の食材を使った料理。鮮度の良いものを提供したいと、貝類は水槽で生きたものを用意。「種類によって適温が異なり環境作りがとても難しいが、試行錯誤しながらやっている」と風見さん。
来店客から好評なのは、「ホタテ刺身」(490円)。生きた状態のホタテを刺し身と肝焼きで提供する。「刺し身は食感がよく、肝は臭みがなく甘くまろやか」という。その他、「生カキ」(2個980円)や「子持ちボタン海老(えび)」(2尾1,350円)、農家直送の「アスパラときのこのガーリックバター」(480円)など、旬の食材を用いた料理も人気が高いという。
「お客さんがおいしいと言って食べている姿を見るのが何よりも幸せ」と話す風見さん。これからの寒い季節に向けて、海鮮おでんも提供する予定。
営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。