船橋市内各所のイチゴ農家が現在、収穫のピークを迎え、「ヤマタ農園」の直売所（船橋市二和東3、TEL 090-6560-2670）でもイチゴの販売が始まった。

ヤマタ農園の直売所店頭

　同園で栽培しているのは「あきひめ」と「やよいひめ」。中でも人気商品は1箱に1.5キロのイチゴが入った「サービスセット」（1900円）。ほかにも、通常小売店で販売されている2パック以上のイチゴが入ったもの（900円）などもあり、毎年買いに来る常連客も多い。

　「多くの人から今年はまだかと連絡をいただいていた。しかし、今年はまだあまり数が採れていない。どうやら全国的にそのようだ」と話すのは、同園を営む角頼征亮さん。

　今年は年明けすぐに一度、気温が上がった際にイチゴが色づいてしまったため、出荷できるようなイチゴは採れていなかった。毎年1月20日ごろから毎日直売所を開けていたが、今年は収穫が少ない日には休業したこともあったという。

　直売所を訪れていた主婦が「先日買いに来たのに閉まっていて残念だった」と角頼さんに詰め寄る姿も。昨年12月初旬に今期最初に実がついたイチゴが出荷され、「2番目の実からは安定してくると思うので、2月中旬以降は毎日お店を開けられると思う」と話す。

「今年は数が採れていないからか、イチゴが値上がりしている。1パック500円くらいの値がついているものもあった。その点、うちは今年も値段はそのまま」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時～17時（3月からは18時まで）。期間中無休。