西武百貨店船橋店(船橋市本町1、TEL 047-425-0111)で現在、イラストレーターで文筆家のキン・シオタニさんが手掛けた「キンシオふなばしマップ風呂敷」を発売している。
キン・シオタニさんは東京都出身で船橋市との縁はなかったが、同店が昨年の9月からトークショーや原画展などイベントに起用している。今年の正月特別企画の一つとして、同風呂敷を1月1日から400枚限定で販売。現在は、西武船橋店1階「areamode(エリアモード)」という地域限定商品の売り場で販売中だ。「ファンの方以外に、地元の幅広い年齢層のお客さまが購入している。現在残りは200枚くらい」と売り場担当の下桶さん。
イラストマップを描くためにキン・シオタニさんは、実際に船橋の街を歩いて情報を収集。イラストマップには、「船橋橋は『ふなばしばし』じゃなくて『ふなばしはし』」「駅の両側に西武と東武があってちょっと池袋みたい」「この本町通りは昔ながらの店もあっておもしろい」などと感じたままのコメントを加え、独自の感性で描いている。「目利き番頭 船えもん」をリスペクトしているうちに自然に顔が似てしまったという人面犬も登場する。
同風呂敷は、西武船橋店が日本橋の戸田屋商店に製造を依頼。版を起こして伝統的な製法で染め上げている。「取っ手を付けてバックにしたり、タペストリーとして飾ったりして楽しめる。古くからの船橋の住人はもとより、新しい住人の皆さんが船橋を知るきっかけにもなれば」と、販売促進担当課長の薄井さん。
1枚2,700円。ちりめん地(レーヨン100%)で、サイズは68×70センチメートル。色は深緑と紺色の2種類。なくなり次第販売終了。キン・シオタニさんのイラストマップは、西武船橋店の入り口付近の壁と床にも描かれている。