「いわし・江戸前水産『ふなっ子』」(船橋市東船橋1、TEL 047-425-1851)が1月29日、「Chef’s CHIBA」(千葉県産農林水産物取扱協力店)の登録店として認定され、千葉県庁で登録証が交付された。
千葉県は豊富な農林水産物のイメージアップと消費拡大を図るため、人口の集中する首都圏都市部の飲食店を対象として、「Chef’s CHIBA」登録制度を創設した。今回都内3店舗と県内7店舗が登録となった。対象の首都圏都市部は、東京都、千葉県(千葉市・市川市・船橋市・松戸市・習志野市・柏市・流山市・八千代市・鎌ヶ谷市・浦安)、神奈川県、埼玉県。
Chefの4文字にはそれぞれ、club(クラブ)、harvest(収穫)/haul(漁獲得)、excellent(優れた)、food(食)の意味があり、「シェフが優れたちば食材を提供する店」であることを表している。
「ふなっ子」は創業35年。船橋漁港や各地で捕れたイワシ料理の専門店。昨年6月に、約300メートル離れた場所から現在の東船橋駅南口ロータリーに移転し、新装オープンした。
イワシをメーンに、そのほかの魚、市内農家の友人から直接仕入れている長ネギやサラダカブをはじめとする野菜も食材として使う。千葉県を代表する郷土料理「なめろう」(550円)、「なめろう」を焼いた「さんが焼き」(650円)など、イワシ料理を20種類以上取りそろえる。
店長の村山考志さんによると、千葉県農林水産部流通販売課の職員3人が来店、食事をした後に「Chef’s CHIBA」登録制度の話になったという。「交付式には店が忙しくて行けなかったが、登録の話は光栄なことで快諾した」と村山さん。登録店には登録証が置かれ、それが目印になる。ウェブサイト「教えてちばの恵み」でも紹介する。
現在の登録店10店舗は下記の通り。都内の3店舗「自由が丘アンサンブル」「銀座船形一丁目本店」「BOSSO日本橋店」、千葉県の7店舗が船橋市の「ふなっ子」、千葉市の「オリエンタルキッチンイタリアーナ」「千寿恵」「ネギズバー&グリル」・「ボルトイタリアーノ」、舞浜市の「舞浜Teppanyaki」、習志野市の「ダッペヤ」。
年間を通じて、県産食材の取り扱いがあり、ウェブサイトやメニューなどを活用し県産食材を積極的にPR、県が主催するフェアへの参加などに協力することの条件を満たしていれば、一度登録された店は永久的にその資格が保持される。「自薦他薦を問わず、今後コンセプトに合った店舗が見つかれば随時登録していく予定」と県職員。
現在千葉県のイベント「千葉の味覚フェア」が開催中。今月29日まで。