東武百貨店船橋店(船橋市本町7、TEL 047-425-2211)で現在、船橋市とゆかりのある北海道津別町のB級グルメ「クマヤキ」の「クマヤキなし味」の限定販売を行っている。
船橋市と市民間の青少年交流が深い北海道網走郡の津別町。クマヤキはその津別町内にある道の駅「あいおい」のみで販売している商品。北海道を代表する動物ヒグマをかたどった皮に豆乳を混ぜ込み、中に十勝産の小豆で作った特製レシピのあんを挟み込んで焼き上げる。ヒグマのシルエットがトレードマークで、同町出身のイラストレーター大西重成さんがデザインした。
今回販売するのは、十勝産小豆を使った通常のクマヤキに、船橋のなし味が加わったバージョン。5月22日に放映されたTV番組「それ行け!北海道物産展」とコラボした限定メニューで、ふなっしーの協力依頼を受けて菓子工房アントレのパティシエ高木康裕さんが考案した。
船橋のなしで作ったピューレとくず粉を練り込んだ餅であんを挟んでいる。船橋産のなしは昨シーズン冷凍保存していたピューレにレモンの酸味を合わせた爽やかな味わい。
市内在住の林さんは「ふなっしーのファンでテレビも見たし、9時には並んで待っていた」、市原市から来たという藤本さんは「テレビを見てなかなか手に入らないと言っていたのでやって来た。軽い気持ちで来たが、こんな行列になるとは思ってもみなかった」と話していた。
道の駅「あいおい」の伊藤同さんは「東武池袋店では1日2600個から2700個売れたが、船橋店でも初日からこんなに行列になるとは思ってもみなかった。うれしい誤算」と話す。初日は午前中で完売し、29日までに1万1000個を販売。東武池袋店で達成した1万5000個の販売を追い抜く勢いだという。
1個181円。1人5個まで。営業時間は10時~20時30分。販売は6月1日まで。