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仏政府が船橋のまちづくりを世界初認定 「ふなばし森のシティ」が取得

森のシティの街並み

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 船橋市と野村不動産が現地時間12月8日、仏パリで開催された記念式典で、フランス政府住宅・持続的居住省が推進する「エコカルティエ認証」(環境配慮型地区認証)を取得した。

森のシティ内の講演

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式典ではエマニュエル・コス住宅・持続的居住大臣から正式に認証が授与された。フランス国外での同認証は世界初となる。

 今回、取得したエリアは東武アーバンパークライン・新船橋駅周辺の「ふなばし森のシティ」(北本町1)。事業主は三菱商事と野村不動産で、2014年7月に全体竣工した。船橋市と2社の取り組みにより、総合的なまちづくりが行われてきた。

 敷地合計面積は約3万4000坪。イオンモール敷地を含めると約5万3000坪となる。分譲マンション1497戸、一戸建て住宅42戸、イオンモール船橋、スーパーマーケットや病院、子育て支援施設などが入る。街では、空間やエネルギーを共同利用する環境配慮型の街づくりが行われているほか、住民が主体的にまちづくりに参加している。

 エコカルティエ認証(環境地区認証)とは、持続可能な街づくりによって質の高い暮らしを実現することを目的に、フランス住宅・持続的居住省がその認証を推進しているもの。同認証は、行政、民間事業者、居住者によって行われた持続可能な街づくりに対して与えられ、2012年の設立以降、合計39プロジェクトが認証を受けている。

 住宅・持続的居住省では、2015年からフランス国外においても共通の理念を共有するため、国外におけるエコカルティエの認証制度の適用について調査を行ったという。

 今回認証された「ふなばし森のシティ」プロジェクトは約1年にわたり調査が行われた結果、エコカルティエ認証の認定基準を全て満たしていると判断され認証取得に至った。

 「今回の認証を機に、引き続き持続可能なまちづくりに取り組んでいきたい」と都市計画課の職員。

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