成田街道に沿った船橋アーチェリーレンジ横に2月4日、ラーメンにも力を入れている中華料理店「ラーメン中華 茂盛」(船橋市滝台1、TEL 047-464-9161)がオープンした。
経営するのは石川大策さん(27)と妻の陶永芳さん夫婦。昨年末で閉店した、そば店「長月」跡を居抜きで借りて出店した。店舗面積は52坪、テーブル9卓の全57席。
2人が出会ったのは、石川さんが都内で舞台俳優の仕事をしていた時。高田馬場近くの飲食店で働く永芳さんを偶然見かけた石川さんは、電撃に打たれるように恋をした。それから長い時間をかけて店に通い詰めたという。2人は2012年に入籍。2015年には第一子も誕生。その間に石川さんは洋食料理店で修業し、福祉関係の職場でも経験を積んだ。
2人とも若いころから自分の店を持つことが夢だったという。出産を機に永芳さんが退職、得意の中華料理を生かして店を出すことを決めた。独立資金のベースは2人でコツコツ貯蓄し、改装費などは国民金融公庫から借り入れた。
中華のメニューは、ネギチャーシューのあえ物(380円)、麻婆ナス(680円)など。ランチメニューは780円~880円の価格帯のセットも用意している。しょうゆ豚骨ラーメン(740円)は、骨から8時間以上煮込んでじっくりとだしをとる中国本土のスタイルで自慢の一品だという。
石川さんは「今はオープン直後でスタッフも不足しているが、10年以内には2号店も出店したい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~23時。