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船橋にコーヒー&缶詰バー「ユーベル」 50グラムから豆販売

コーヒーを入れる鈴木さん

コーヒーを入れる鈴木さん

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 JR船橋駅南口から徒歩約3分の船橋仲通り商店街に「COFFEE&CANZUME BAR YuBel(ユーベル)」(船橋市本町4、TEL 047-778-2358)がオープンして約2カ月がたった。

店舗の様子 (関連画像)

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 店主の鈴木右一郎(ゆういちろう)さん(42)は鎌ヶ谷市出身で、船橋市に住み始めて15年になる。大学進学後家業を手伝った後、プロントコーポレーションやコーヒー豆の卸売会社などに勤務。焙煎(ばいせん)、テイスティング、飲食店への豆や抽出器具の提案など、コーヒーに関する知識と経験を重ねてきた。特に2年半の間、毎朝の業務だったテイスティングでは自分の好みを確立しながら、多くの人にじかに飲んでもらって意見を聞く大切さも学んだ。

 「コーヒーの楽しみ方は人それぞれ、お客がいいと思うものを」という元上司からの教えが、今の店の土台になっているという。「ミルクも砂糖も好みで入れてもらって構わない」と鈴木さん。

 昼はコーヒー、夜は「缶詰バー」が店のスタイル。どちらでも気軽に立ち寄ってほしいとの思いから、店内や商品が見えやすいよう入り口を開放している。店舗面積は5.5坪、カウンター7席に2人用の立ち飲みテーブル3卓。壁にはカラフルなパッケージの缶詰をディスプレーしている。

 12種類の自家焙煎のコーヒー豆は50グラム(200円~)から販売。どの豆も店内で飲むことができ(380円)、テークアウト(340円)も可。鈴木さんが船橋をイメージしてブレンドした「ふなばしブレンド」もある。店で出すコーヒーは、鈴木さんが一杯ずつペーパードリップで入れているが、「買った豆を家で味わうときに近い味を提供したいという理由から、家庭でも使うペーパードリップにしている」という。「ニューヨーク・チーズケーキ」(380円、コーヒーとのセット680円)も近々、昼のメニューに加わる予定だ。

 夜のメニューは100種類以上の缶詰(150円~)のほか、アルコール類も豊富。甘さ控えめの自家製コーヒーリキュールを使った「コーヒーハイボール」(480円)は、夜でもコーヒー店らしさをイメージしてもらえるよう考案したという。

 店を始める前から、コーヒーに関する説明は一般には分かりにくいのではないかと感じていたことから、客の顔を直接見ながら近くで話ができるこのスタイルを大事にし、メニュー表は味や香りが伝わりやすく、イメージしやすいように心掛けているという。「自分に合う、納得できる味を見つけやすいように、豆の購入も50グラムからできるようにしている」と鈴木さん。「昔ながらの肉屋や魚屋のようなコーヒー屋でありたいので、気軽に足を運んでくれたら」とも。

 営業時間は11時~23時。日曜定休(日曜が連休中日の場合、連休最終日が休み)。

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