地域商標登録がされているブランド野菜「船橋にんじん」の今年最初の荷が4月27日、船橋地方卸売市場(船橋市市場1)に届いた。
今年の初荷は約120ケース。出来栄えは例年通りで、出荷時期は2~3日程度遅い出荷だといニンジン農家の石神辰巳さん。
船橋市は、春に出荷するにんじんを「船橋にんじん」として2013年に地域団体商標に登録。船橋市は千葉県内でも有数の春夏ニンジンの産地で、県内1位の出荷量を誇っている。
この日初出荷に立ち会った同市場の荷受会社「長印船橋青果」と、市川市農業協同組合のスタッフは「生で食べてもおいしく食べることが出来る」と出来栄えに満足気な笑顔を見せた。
船橋にんじんは商品価値も高く、播種段階からスーパーなどと連携し生育、出荷時期を計画的に行っている。春時期だけの特別なニンジンのため市場に出回る期間が短くなりがちなことから、連休前に出荷し、少しでも長い期間売り場に並べ消費者へアピールできるよう工夫を凝らしているという。