市川市と成田市を最短ルートで結ぶ「北千葉道路」の全区間開通に向けて5月27日、千葉県県土整備部道路計画課「北千葉道路広報ワーキンググループ」(TEL 043-223-3281)が発足、広報誌第1号を発行した。
「北千葉道路」は1960年代に計画され、全長約43キロ。東京外郭環状道路(外環道)と成田空港を最短で結ぶ道路として大きな期待が寄せられている。周辺道路の渋滞緩和、災害時の緊急輸送道路としても効果が期待されている。
鎌ヶ谷市~印西市間は、4または8車線で一般道路として開通しており、印西市~成田市間は現在整備が進められている。市川市~鎌ヶ谷市間の約9キロは有料道路として整備される方針は決まったものの、まだ計画段階。
市川市~鎌ヶ谷市間の開通実現に向けて、より多くの人に計画の概要や必要性、検討状況を広めることを目的として「北千葉道路広報ワーキンググループ」が発足し、広報紙「北千葉道路だより」が発行された。
北千葉道路広報ワーキンググループの構成員は千葉県、市川市、松戸市、鎌ケ谷市、船橋市、白井市。広報誌は北千葉道路の市川市~白井市間の沿線を中心とした約3キロ範囲を対象として新聞に折り込み、その他市役所などの公共施設で閲覧できるようになっている。発行部数は約30万部。5月27日に広報誌第1号を発行し、今後は不定期に発行する予定。
「まだ都市計画、環境アセスメントなどいろいろな課題が残っているが、より多くの人にまず知ってもらって、実現していきたい」と千葉県県土整備部道路計画課の担当者。