市立船橋高校商業科が開発した「市立船橋アスリートウォーター」が6月30日、船橋市を拠点に活躍する2大プロスポーツチーム、千葉ジェッツとクボタスピアーズより「推奨宣言」を受けた。
市立船橋アスリートウォーターは、2013年に商業科生徒がサプリメントメーカー「健康体力研究所」と共同開発した梨味の粉末スポーツドリンク。ブドウ糖や食塩のほかに11種類のビタミンとクエン酸、BCMなどが配合され、運動後の補給をターゲットにしている。
商品が開発された際の発表会には、船橋市のご当地キャラクター「ふなっしー」も駆け付け「公認」した。2015年には船橋市の産品ブランドとして「ふなばしセレクション」にも認定されている。
こうした一連の開発・販売を高校生が行っているという点を両チームが評価し、地域のために協力したいという気持ちから今回の推奨宣言に至った。
この日は、商業科の生徒が同商品の特徴を説明し、ブランディングやSNSを使った生徒たちによる拡散など今後のプロモーションについてプレゼンテーションを行い、両チーム代表者からの推奨宣言を受けた。
同商品には大手企業も興味を示しているといい、ホームセンター大手の「ケーヨー」(千葉市若葉区)の新ブランド「iite(イイテ)船橋坪井店」では、6月27日から「市立船橋アスリートウォーター」特設コーナーを設置。市船をイメージしたポロシャツを展示するなど一角を「スポーツ」や「部活」に特化し、すでに6個が売れたという。担当者は「興味があって仕入れてみたが、なかなかの反響」と笑顔を見せる。