JR船橋駅南口と本町通りを結ぶ都市計画道路「3・4・11号線」が8月9日、開通する。
この道路整備は1982(昭和57)年策定の「船橋駅南口再開発事業全体構想図」の中で計画されたもので、2005年から都市計画道路事業として道路開通に向けて計画が進められていた。
計画から30年以上たった今年8月、ようやく道路が開通する。新道路は、西武百貨店脇の信号から京成線の高架下を通り本町通りに至るまでの全長260メートル、幅員20メートル。
これまで、船橋駅南口から本町通りを車で移動する際には、駅前通りを通る道しかなかった。船橋駅南口のエリアは、西武百貨店やフェイスビルなどの大型商業ビルがあるが、昔からの店舗や細い路地も残っており、新旧が交わるエリアとなっている。
このエリアに新しい道路が開通し整備されることで、船橋駅南口周辺の渋滞解消や中心市街地の活性化が期待されている。
電線の地中化や電信柱、水道・ガス・下水道の工事などが今年3月でようやく終了。その後、高齢者も歩きやすい歩道の整備を行い、道路整備に着手した。西武百貨店脇の交差点部分については、今年12月に工事が完了する予定だ。
船橋市道路建設課の佐藤智洋さんは「交差点部分が整備されれば、さらに駅前の景観も良くなると思う。クリスマスころに間に合えば」と話す。