船橋市役所近くの裏通りのしゃぶしゃぶ専門店「はなゆい」が7月10日、「のみ処HANAYUI」(船橋市本町2、TEL 047-433-4466)にリニューアルした。
店舗面積は15坪、カウンター席、テーブル席合わせて最大で20席程度。「はなゆい」は、伊藤一男さん(74)と、伊藤久子さん(67)が夫婦で切り盛りしていた老舗のしゃぶしゃぶ専門店。それ以前は、とんかつ専門店「かついち」だったものを業態変更。夫婦で営業してきた店は地域の人々に長年親しまれてきたが、一男さんの体調不良を理由に、昨年3月に閉店。
しばらくは夫婦で国内各地を旅行したり、友人との食事を楽しんだりするなどのんびり過ごしていたが、21歳で嫁入りした時から接客を続けてきた久子さんは、物足りなさを感じていたという。
「やっぱりお客さんと接する時間が楽しい」と再び店に立つことを考え始め、一男さんの許可を得て、店を開店する準備を重ねてきた。
内装は、隣接する店舗でカリフォルニアレストランのデュークスを経営する長男の丈徳さんが監修した。建材に使う鉄骨やトタンなどを使用して無骨な雰囲気を演出しながら、シンプルで近代的な準和風の印象に仕上げている。
はなゆい時代の仕入れルートを活用した自慢の一人鍋「すき焼き鍋」(2,600円)を看板メニューに、えいひれ、ししゃも(以上600円)など炙(あぶ)り物から一品料理(500円~950円)まで約20種類のフードメニューを提供する。
ドリンク類は、ビールや焼酎など一通りそろえるが、今後は日本酒に力を入れていく予定だという。2次会など10人ほどからの小宴会、パーティニーズにも対応し、貸し切りプランなども用意する。
営業時間は17時~22時。日曜・祝日定休。