東葉高速鉄道「飯山満駅」前に2012年5月マミーマートが完成する事で何かと話題になっている「芝山」で「町興し事業」として話題となっている「100円商店街」を開催することが明らかになった。
1977(昭和52)年に船橋市芝山に完成した「芝山団地」は、開設当時バス以外の交通手段が無かった事から「陸の孤島」と呼ばれた時代もあったというが、近年になり東葉高速鉄道・飯山満駅が開通した事により急速に開発が進んでいる。
住民の高齢化と車社会の到来により徐々に勢いを失いつつあった同団地の商店街。芝山団地商店会でパン店を営む2代目の高村清太郎さんが商店会・会長に就任後、「地域の人々の憩いの場」「団地で育った人間が帰ってくる場所」としての商店会を目指し、周辺幼稚園・保育園や小中学校に働きかけイベントを立ち上げてきた。
昨年2回実施した「芝祭」では、地元小中学校の吹奏楽部などの力を借りて商店街に活気を呼び戻した。高村さんの必死な姿を見て周囲の商店主らも協力を申し出るようになり、今回の「100円商店会」が現実味を帯びてきたという。
船橋市商店会連合会との共催という形を取り、アドバイザーに山形県新庄市で「100円商店街」を生み出したとして知られる齋藤一成さんを招き、準備を着々と進めている。
高村さんは、地元テレビ局やケーブルテレビ局にも協力を要請。地域紙やポータルサイト運営会社なども告知に協力する姿勢を見せているという。
「100円商店街」を実施するのは5月26日10時~16時。雨天決行。当日は、各店が趣向を凝らした100円商品を店頭に並べ、同時にフリーマーケットも開催する。同様の取り組みは千葉県内では他に無いため、今後は「千葉県内初開催」を掲げ定着させていく予定だという。