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西船橋駅前にカフェ「CAN NOW」 手作り朝ごはん主力に

店主の岡谷佳代さん

店主の岡谷佳代さん

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 西船橋駅北口に7月26日、「カフェCAN NOW(キャン ナウ)」(船橋市西船4)がオープンした。

具だくさんのみそ汁定食(関連画像)

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 缶詰メインのダイニングバー「俺の隠れ家」のランチタイムに営業する同店。6時から手作り定食やフレッシュジュースを提供する。

 船橋市出身で店主の岡谷佳代さんは出店のきっかけについて、「『笑顔の先生』『質問家』の肩書で企業研修やセミナーなどを行う傍ら、東京・原宿に会社事務所を構え、都内と依頼先を飛び回る日々を送っていた際、自分の娘に『お母さんに何がしてほしい』と聞いたところ、『毎日お母さんの夜ご飯が食べたい』との答えが返ってきたことから」と話す。

 岡谷さんにとって、子どもが学校から帰り塾に行くまでの短時間で夕飯を作るのは、都内の事務所に居ては難しい。どうしたらかなえられるか考えていた。自分の理想の店舗を持つ「俺の隠れ家」のオーナーに気持ちを伝えたところ「一緒にお店をやろう」とランチタイムを任せてもらえることになり、昼の時間は店名をCANNOWとし、オープンに至った。

 店名は、繰り返し声に出すと「かなう」と聞こえることから、「何か問題があってもどうやったらかなえられるかと考える」という岡谷さんの哲学から命名したという。

 岡谷さんは「おじいちゃん、おばあちゃんでも、ベビーカーでも、誰もがいつでも気軽にふらっと立ち寄ってもらえる店にしたい」と話す。

 メニューは、「具だくさんのみそ汁定食」、奄美大島の郷土料理「鶏飯」、水を使わない「特製カレー」(以上、750円)、果物を使ったフレッシュジュース(400円)など。使う野菜は全て地元産にこだわる。

 「一度東京に出たからこそ、船橋のよさをより感じるようになった。体が悪くなってからではなく、普段から地元の元気な野菜を食べることで、笑顔になり健康につなげることができれば」と岡谷さん。

 現在は月に4回、店内でピアノの生演奏も行うほか、メークレッスンなどの企画も展開している。「誰かとつながったり、自分の心とつながったりして、思いが伝えられるきっかけや、コミュニケーションツールになるようなお店にしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は6時~16時30分。日曜定休。

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