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船橋にサイホンコーヒーのカフェ「竜と月」 フレンチシェフが趣味を本業に

店舗入り口に立つ松尾成竜さんと母さよさん

店舗入り口に立つ松尾成竜さんと母さよさん

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 東武アーバンパークライン新船橋駅近くのイオンモール船橋から徒歩3分ほどの路地裏に12月20日、サイホンでコーヒーを入れるコーヒー専門店「竜と月」(船橋市海神2、TEL 047-411-8318)がオープンした。

カウンターに立つ松尾成竜さん(関連画像)

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 同店は、フレンチシェフから転身してコーヒーマイスターを取得した松尾成竜さん(33)が開店。コールセンター勤務の会社員時代から趣味としていたコーヒーを「自分のなりわいにしたい」という思いが高じて開店に至った。

 店舗は、遊戯場の「第一プラザ船橋店」脇の細い路地から一本入った裏通り沿いに開店。落ち着いた色合いの木を使って和の雰囲気を感じる店構えになっている。店舗面積は約11坪。カウンター5席、テーブル席10席。

 コーヒーはサイホンで入れる。カップは一つ一つ異なったものを使い「マイセン」や「有田焼」などのアンティークものをセレクト。来店客のイメージに合わせてカップを変える。コーヒー豆は、「シングルオリジン」という産地限定のもの2種類を用意。フレンチシェフの経験を生かしてドライカレー(1,000円)、クロックムッシュ(900円)、ローストビーフサンド(800円)(いずれもセットメニューでサラダ、コーヒー付き)などのフードメニューも手作りのものを提供する。

 子どもの頃からカフェ&バーを経営する母さよさんの姿を見てきた成竜さん。「母のように格好よくカウンターに立ちたい」と夢に見てきた。しかし「カフェで起業するのは大変、ずっと経営してきたからよく分かる」と、25年以上のキャリアを持つさよさんの反対にあって一時諦めかけていた。

 しかし、接客業への夢を捨てきれず27歳で飲食業態に転職。4年間かけてバルやビストロといった異なるフレンチの店で経験を積み、椿屋珈琲店でカフェ運営とバリスタとしての知識・経験を積み、昨年末、独立にこぎ着けた。

 現在は、さよさんが手伝いながらカフェ営業をしているが、1月半ばにはアルバイトスタッフの補充も決まっている。中旬以降にはディナータイム営業でアルコールの提供も開始、ワンドリンクとつまみ2~3品をセットにした「ちょい飲み」のセット(900円)や、ビール、ワインなどに加え、さよさんがこれまでに学んできたワインとテキーラをベースにしたカクテルなども提供する予定。

 近い将来には仲間内から仕入れてコーヒー豆の販売も開始。5年以内には2店舗目を出店し、さよさんの思い通りの店をプレゼントする予定だという。

 営業時間は9時~23時(ランチは11時~15時)。日祝と隔週月曜定休。

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