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船橋にアート創作のシェアスペース「ラボロ」 画材販売・貸し教室も

「創作ルーム」の様子

「創作ルーム」の様子

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 新京成電鉄と東葉高速鉄道の北習志野駅から徒歩7分ほどの場所に、絵画などの創作活動に特化したシェアアートスペース「創作ルームLABORO(ラボロ)」(船橋市習志野台2 TEL 047-401-9807)がオープンして間もなく2カ月になる。

店舗外観(関連画像)

 開業したのは齊藤鈴(りん)さん(29)。前職は税理士事務所勤務で、都内の大学で商学部を卒業後、7年間税理士事務所で修業を積み、現在も税理士試験受験に向けて勉強中。

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築約30年のマンションをリノベーションした物件で、「絵を描くのに自然光が必要だから」と、人の通りがある路面物件ではなく、あえて3階の空中店舗を借りた。店舗面積は約30坪。2LDKの間取り、リビング部分をワークショップなどで使える共有スペースに、2つある8畳の個室を作業部屋(1時間=1,200円)と画材販売部屋にしている。

 齊藤さんは幼少期から趣味が絵を描くこと、イラストを描くことだったという。絵本のページをまねして描いたりするうちに、絵を描く仕事に就きたいという思いが募るようになった。しかし、両親は共に社会保険労務士。「資格を取って、社会的に自立してから絵を描いたら」という勧めに従い、いったん税理士事務所に就職した。

 2カ所の税理士事務所勤務を掛け持ちし、並行して資格試験の勉強を続けていた齊藤さん。1年半ほど前に体調を崩したのを機に、公民館のイラスト教室に入会。ここで、船橋在住の絵本作家兼イラストレーターの小倉正巳さんに師事し、イラストを学ぶように。

 「水彩を中心に学んでいるが、紙によって仕上がりや描き味が全然違うことを知った。何度も試し描きして、自分の描きたい絵に合った紙を選ばないといけないが、試し書きの一枚のために1セット全部購入しなければならない…何とかならないのかなと考え、『試し描きの紙をシェアしよう』と思った」と開設のきっかけを話す。

 開設から約1カ月を経て、口コミで絵画教室を利用する「先生」が現れ始めた。近隣のレストランやカフェなどに置かせてもらっているチラシから徐々に反響が出始めたという。

 「1年くらいで月会員が10人くらい登録していただければ続けていける」と試算。長時間の利用が想定される創作活動、カフェメニューも用意する。斉藤さんが5年ほど前に出会って以来、取り寄せている京都の「フロレスタ」から仕入れている動物ドーナツ(約8種、時期による)も販売する。

 営業時間は10時~22時。水曜定休。料金は、1時間=500円、3時間=1,300円。3時間パックの11枚つづり回数券(8,000円)や、3時間利用の月会員(1万円)などの料金プランも用意する。