船橋市民文化ホール(船橋市本町2)で1月8日、「平成30年度船橋市成人式」が開催された。
今年の新成人は昨年より105人多い6288人(2017年11月1日時点)。成人式は「挑戦 自分の可能性を信じて」というテーマで、これまで会場に入れない参加者が多くいたことと、例年人数が増えていることから初めて3部制で行った。各部とも前半の「式典」と後半の「二十歳のアピール」で構成された。
式典では、国歌斉唱や市長あいさつ、来賓あいさつなどのセレモニーが行われた。松戸徹市長は「人生の節目のこの日に、一度振り返って両親や家族、先生や地域の人への感謝の気持ちを持つことが大事」と話し、書道家のあいだみつおさんの「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」という言葉を新成人に向けて送った。
1部の二十歳のアピールは、船橋中出身の中田茉莉花さんによる日本舞踊から始まり、4人組のバンド演奏や歌、41人からなる「スマイルバンド」の吹奏楽演奏など、市内出身の新成人によって多彩なステージが繰り広げられた。
最後は主催者、来賓、出演者がステージに上がり、毎年恒例の会場全員で行う「船橋成人手締め」で幕を閉じた。
旭中、市立船橋高出身で現在はとバスでガイドとして勤めている松本亜海(つぐみ)さんは「会社説明会でのガイドさんがかっこよくて入社した。お客さまの反応がすぐに見られるので大変だけどやりがいがある」と話し、「成人になったのでさらに責任感を持って仕事をしていきたい」と意気込む。
旭中出身で現在信州大学に通う堀口晴加(はるか)さんは「久しぶりに帰省したら西武が閉店と聞いてびっくりした。将来は好きなフランス語を生かせる仕事をしたい」と笑顔で抱負を話した。