船橋市を中心とした働くママのコミュニティー「船橋ワーキングマザーの会」が1月20日、船橋市勤労市民センター(船橋市本町4)で復職支援講座を開いた。
同会は2012年、育児をしながら仕事をする女性同士の出会いの場、情報交換の場を作りたいという思いから誕生。船橋市在住、在勤の人のためのコミュニティーで、女性が子育てをしながら生き生きと働ける社会の実現を目指しているという。
復職支援講座はこれまで年1回の開催だったが、多くの情報が伝えきれないと感じたことから、今年から初めて3回の開催にしてシリーズ化した。講師は同会代表の高橋奈緒子さん。
1回目のテーマは「仕事・職場編」で、職場でのコミュニケーション、キャリア、働き方について。参加者は自己紹介した後、「『働く』準備」「職場で困ったら」「味方を増やそう」という3つの項目でワークショップを行った。
「『働く』準備」では「子どもの慣らし」や「自分の慣らし」に気が取られるかもしれないが、大事なのは「パートナーの慣らし」だと高橋さんは話す。「いいパパは一日にして成らず」とも。そして復職手続きで気を付けるべき周囲への気遣いは、「遠慮」ではなく「感謝」と「貢献」。「子どもの慣らし」については第2回・第3回の講座で詳細を話すという。
「職場で困ったら」では、一番困るのが急な子どもの病気のとき。自分のタスクを理解し、常に自分の仕事をチームにオープンにしておくことが大事で、「お金で解決できることはしちゃおう」と高橋さん。
最後に「味方を増やそう」では、「あなたの味方は誰ですか」の問いかけに、シートに職場・家庭・近所・その他で最低1人を記入し、人はどうしたら味方になってくれるのかを考えた。
「日本女性は人に頼っちゃいけないという気持ちが強すぎる」と高橋さん。秘訣(ひけつ)は「助けて」と口にすること。高橋さんは「脱一人でできるもん病」を推奨し、人に援助を求める能力を身につけてほしいと話した。
鎌ケ谷市から参加した女性は「たくさんワークショップがあって楽しかった。考えを言葉にする機会が持ててとても良かった」と話した。
2回目は2月4日、「家庭内編」をテーマに山口病院(西船5、TEL 047-335-1072)マミーホールで、3回目は3月3日、「チームWAGAYA(我が家)編」をテーマに保育園りりぱっと(前原西2、TEL 047-476-3318)で開く。