第7回「花いっぱいIN習志野台」が3月11日、習志野台公民館(船橋市習志野台5、TEL 047-463-2231)で開かれた。
主催は市民ボランティア団体「ともにがんばろう東日本実行委員会」。同団体代表の森紳浩委員長)が東日本大震災の起きた翌年から毎年開催している同イベント。
森さんは震災直後の2011年春に都内で開かれた福島の復興支援イベントに参加し、福島の農業関係者と出会ったことから同イベントを企画。今年で7回目になる。
同館1階・2階の廊下では写真展、2階和室には飲食スペースを設けた。3階会場では支援活動に取り組むDJ・KOUSAKUさんの進行で、宮城県南三陸町の語り部伊藤俊さんが震災体験と復興に向けた現状を話した。このほか、震災当日、海上で一夜を過ごした石巻市の漁師・齋藤富嗣さんの体験が題材の絵本「トミジの海」を齋藤さんが朗読した。
屋外会場では福島県の牛肉串焼きや、野菜やイチゴなどの農産物、宮城県は蒸しガキ、焼きホタテ、ワカメなどを販売した。駆け付けた松戸徹市長は「市民が中心となった復興支援。継続することが大事になる。お互いに助け合う心を忘れないようにしたい」と話す。最後には参加者全員で黙祷(もくとう)し、「花は咲く」を斉唱した。
森さんは「東日本大震災から7年になるが、風化させてはいけない。今回アンケートを300部作り、回答いただいた方に花をプレゼントした。アンケートは270部が回収できた。イベント継続のために課題を洗い出したい」と話す。