ファイターズタウン鎌ケ谷(鎌ケ谷市中沢)で3月10日、プロ野球・北海道日本ハムファイターズが横浜DeNAベイスターズと対戦した。
同所では2年ぶりなる1軍オープン戦の同試合。北海道日本ハムファイターズによる、この日の観客数は約3900人。
試合前には、鎌ケ谷市出身のフェンシング女子フルーレ選手の溝口礼菜さんが始球式を務めた。溝口さんは「子どものころ、父親と初めて野球を観戦した思い出の場所」と話す。投球後、場内は温かい拍手で包まれた。
試合は、ファイターズがブライアン・ロドリゲス投手、ベイスターズが石田健大投手の先発でプレーボール。3回裏、ファイターズが横尾俊建選手のソロホームランで1点を先制し、4回表にはベイスターズの戸柱恭孝選手が3ランホームランで1-3の逆転。4回裏にはファイターズのブラントン・レアード選手が3ランホームランで逆転し再びリードした。
ファイターズは5回裏、近藤健介選手の2ランホームランで3得点を追加。さらにリードを広げたが、7回表、ベイスターズがネフタリソト選手のタイムリーヒットなどで4点を返し試合は振り出しに戻った。同点のまま迎えた9回裏、ファイターズは清水優心選手、矢野謙次選手らがデッドボールで出塁すると、7回から途中出場の松本剛選手にサヨナラ3ランホームランが飛び出し、試合は10-7でファイターズが勝利した。
試合後、松本選手は「レギュラー争いは既に始まっている。残りのオープン戦も結果を残して、開幕スタメンを獲れるよう頑張りたい」と意気込みを見せた。