船橋市のご当地キャラクター・ふなっしーが7月4日、大浜幼稚園(船橋市薬円台4)を訪問した。
全園児約160人はふなっしーとの再会に満面の笑顔を見せた(関連画像)
ふなっしーは、自身の1880歳の誕生日とされているこの日、船橋市内の私立幼稚園協会連合会加盟の39園に対して約400個のオリジナルサッカーボールを寄贈する目的で同園を訪問した。同園理事長の田中善之さんは、今期同連合会の会長を務めており、会を通じてサッカーボールは市内各所に配布する予定という。
サッカーボール寄贈のきっかけは、乳製品メーカー「古谷乳業」(千葉市中央区千葉港7-1)がふなっしーとコラボ開発したドリンク「梨汁飲むヨーグルト180グラム」の売り上げの一部を、地域のために使おうとふなっしーと協議したことから。みんなで遊んで健康になれる物、なるべくたくさんの子どもたちに使ってもらえる物を考えたところ、ワールドカップイヤーの今年にちなんでサッカーボールに決まったという。
2016年10月から販売している同商品はこれまで約40万本を売り上げているという。同社広報担当は「イベントなどでの売れ行きはダントツ。千葉県内の道の駅や土産店でお買い求めいただける」と話す。
同園ではこの日、約160人の全園児が集まり、礼拝を行っている中、ふなっしーが突然登場。自身の誕生日が今日であることを告げ、園児たちにプレゼントをねだったが、突然の訪問で用意のなかった子どもたちに「みんなの笑顔が最高のプレゼント」と、持ち前の激しい動きで笑いを誘った。
その後、「みんなにプレセントがあるなっし」と背中の「イリュージョン」からサッカーボールをウミガメの産卵のように産み出して、「みんなで楽しく遊んでなっしー。蹴ったり踏んだりしても大丈夫、みんなが笑顔になるのだったら」と話した。
その後、ふなっしーは「(暑い中駆け付けたため)梨汁の補給が必要」と、梨汁飲むヨーグルトを古谷乳業の牛乳ポストから取り出して一気飲み。園児たちにPK対決を申し入れた。
園児たちの中からは、年長組のサッカー経験者5人が代表として参加。ゴールキーパーのふなっしーに向かって一斉にシュートを放った。ふなっしーは見事なセービングを見せゴールラインを死守したが、園児たちは倒れ込んだふなっしーを気にせず、怒涛(どとう)の連続攻撃を仕掛けた。
全員での記念撮影後、園児とのPK対決を振り返ったふなっしーは「大浜、半端ないって」と、どこかで聞いたような感想を残して同園を後にした。