船橋市習志野の住宅地の一角に5月23日、カフェ「OLD FINE CAFE」(船橋市習志野5)がオープンした。
店舗面積は約30坪。鉄板焼きとすし店が入っていた木造2階建ての建物を居抜きで使用。店内はカウンターとテーブル合わせて25席を用意する。
店内の中央に2階へと続く階段があるが、天井でふさがっていて登れないようになっている。「入った時からこの形だったが、面白いのでそのままにした。今は、来店した子どもたちがたまに登るなどして遊んでいる」と笑うのは、店主の徳永新輔さん。
徳永さんは鹿児島県出身。約12年間、九州地方でカラオケボックス、マジックバー、ダーツバー、ドッグカフェの経営をしていたが、過疎化が進みこのまま商売をしていくのは難しいと感じたという。
経営者だった徳永さんは、手に職を持ちたいと思い、兄が千葉に住んでいたことをきっかけに、30歳を過ぎてから千葉県内に転居。その後、すし店、居酒屋、焼き鳥店などを経て、都内のカフェでラテアートに出合い、今回のカフェ経営に踏み切ったという。
経営者として店舗をプロデュースしてきた経験も生かし、「古いものほど味があり、長く愛され、付き合っていける店」というコンセプトで店づくりを行った。テーブルが鉄板焼き店のものだったり、カウンターはすし店の名残があったりと、昔から近隣に住む来店者の懐かしむ姿も見られるという。
メニューは、メインメニューにスープとサラダが付く「チキンオーバーライス」(900円)、「ココナッツチキンカレー」、「ローストビーフボール」(以上1,000円)のほか、「ベイクドチーズケーキ」「ティラミス」(以上600円)などのデザートも用意。コーヒーゼリーが入ったヘーゼルナッツ風味のカフェオレ(550円)も来店者から好評だという。
「自然体でゆっくりでき、1人でも気軽に入りやすい店舗づくりをしていきたい。店内もまだまだ改造中なので、今後の変化も楽しみにしてもらいたい」と徳永さん。店内でのワークショップなども開催予定。
営業時間は11時~22時。