親子で食事ができる子育て支援室が9月4日、夏見台幼稚園・保育園(船橋市夏見台2)内にオープンした。
同園では、0~3歳の子どもとその親を対象とした子育て支援「親子登園ひろば なつみの森」を開催している。その一環として食事を楽しみながら親子で交流できる場を設け、1・2歳児の子どもとその親であれば、要予約で誰でも参加できる。
敷地内の畑で作物を栽培するほか、子ども用の専用調理台を使って料理教室をするなど、さまざまな面での食育に力を入れている。毎日食べる給食は調味料にもこだわり、砂糖は白砂糖ではなくビタミンやミネラルが豊富なてんさい糖を採用。米も白米ではなく栄養価が高い胚芽米、パンには米粉を使用し、発芽玄米は残農薬ゼロの福井県産コシヒカリを取り寄せている。
メニューは2人の管理栄養士が主となって作成し、豆類やキノコや海藻類など食物繊維を豊富に含む食材を多く使う。同園園長の鳥居徹也さんは「情緒や集中力を身に付けるには腸内環境を整えることが大切」と話す。食に積極的に関わることで、「子どもたちのあらゆる活動に、良い影響が与えられる」と言う。
来店した子どもには園児と同じメニューを、親には週替わりで発芽玄米を主食としたメニューを提供する。料金は大人500円、子どもは無料。オープン初日のメニューは鮭のムニエル、春菊と蓮根のサラダ、ひじき煮付け、キャベツとタマネギのカレースープを提供した。
同施設を利用できる曜日は年齢によって決められ、9月は週4回オープンしていたが、10月からは火曜と水曜は2歳(2015年4月2日~2016年4月1日生まれ)、木曜は1歳=2016年4月2日~2017年4月1日)が使用できる日となっている。
「お母さんに方も健康的な料理を味わってもらって、家庭でも献立の参考にしてもらえればうれしい」と鳥居さん。予約及び問い合わせは夏見台幼稚園(なつみの森専用、TEL 090-4097-7231)まで。