船橋市を本拠地にするプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」の選手らが1月22日、天皇杯3連覇の快挙を報告に船橋市役所(船橋市湊町2)を訪れた。
千葉ジェッツふなばしは、今月13日にさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で行われた「第94回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会」の決勝戦「栃木ブレックス」戦で、延長の末試合残り3秒の土壇場で富樫勇樹選手が3ポイント(P)シュートを沈め71-69で逆転勝利。大会3連覇を成し遂げた。
市役所本庁舎正面入口での優勝報告会には、キャプテンの小野龍猛選手や富樫勇樹選手ら約20人が参加し、集まった多くのファンに優勝報告をした。
島田慎二社長は集まったファンに「おめでとうございます」と声を掛け、「皆さんと一緒に勝ち取った優勝なので、ファンの皆さんにもおめでとうと言いたかった」とあいさつ。「3年前から大野ヘッドコーチの下で、確実に強くなっていると思う。ファンの皆さんをはじめ、市民の皆さんなど全ての応援してくれている方々のおかげだと思う」と感謝の言葉を話した。
松戸市長は「感動をプレゼントしてもらった。ブースターの皆さんにも感謝している。今回の試合で、最後まで諦めないという気持ちの大切さが、子どもたちにも伝わったと思う。今年こそはBリーグを制して、優勝パレードを行いたい」と激励の言葉を送った。
富樫選手は「最後まで諦めずに戦った結果、3連覇できたと思う。決勝ではブースターに埼玉まで来てもらって感謝している。明日からの残りのリーグ戦も頑張る」と話し、子どもたちに向けて「目標の選手でいられるようにがんばりたい。今の子どもたちがプロになった時に、よりよい環境でプレーできるようにバスケ界を盛り上げていきたい」と話した。船橋市出身の石井講祐選手は「リーグ優勝をして、また皆さんに優勝報告をしたい」と話した。
大会MVPを受賞した富樫選手は優勝記念Tシャツを松戸市長に贈呈し、最後はファンと写真撮影を行い、優勝報告会を終えた。
優勝報告会1時間前から並んだと話す船橋在住の女性ファンは「こんなに間近で見られてうれしい。後半戦も精いっぱい応援する」と笑顔で話した。