船橋アリーナ(船橋市習志野台7)のエントランスホールで2月20日、ボランティアによるひな人形の展示が始まり、段飾りになったひな人形や、明治時代から保管されている貴重なひな人形など20セット以上が並んでいる。
展示を取り仕切るのは、高根木戸中央通り商店会にある美容室MA-VIE(船橋市高根台6、TEL 047-462-7587)の前店主で、約10年前まで同商店会の会長を務めていた對馬(つしま)陽子さん。高根木戸中央通り商店会の仲間やボランティア活動で知り合った仲間が手伝い、2月19日午前7時から搬入、飾り付けなどを行った。
並べるひな人形は全て、對馬さんが保管する私物。「昔からひな人形が好きだった」と言う對馬さんが所持していたものや、寄付されたものもあるという。「一番のお気に入りは、明治時代に作られ、今年で128歳になるひな人形よ」と笑顔を見せる。
同展示を始めたのは、對馬さんが現役で店舗に立ち、商店会会長をしていた10年以上前、商店会連合会の視察旅行で訪れた大分で出合った「ひなまつり」がきっかけだという。「そのひなまつりがとてもすてきだった。当時、私たちの商店会にも空き店舗がたくさんあったので、自分の商店会を少しでも盛り上げたいと、空き店舗にひな人形を飾ってみた」と對馬さん。
その後、空き店舗があった場所はマンションに変わり、ひな人形を飾る場所がなくなってしまった。「どこかひな人形を飾れる場所はないか」と探していたところ、船橋アリーナを使ってはどうかという助言があり、現在に至るという。
展示時間は10時~17時まで。観覧無料。3月4日まで。