船橋産のイチゴを使ったフルーツエール「Strawberry Drop」の提供が3月15日、西船橋駅北口から徒歩2分のクラフトビール工房「船橋ビール醸造所」(船橋市西船4、TEL 047-437-8888)で始まった。
同店は昨年6月にオープンしたクラフトビール工房が併設されたバルスタイルの飲食店。自家製の薫製料理や地元食材を使ったメニューを豊富にそろえ、出来たての自家製ビールと一緒に提供している。これまでも、ホンビノス貝や船橋ニンジン、梨など地元食材を使ったクラフトビールを手掛けてきた。今回はイチゴの季節に合わせ、船橋では初となるイチゴのフルーツエールを開発した。
醸造責任者の松井純さんは「イチゴは水分が少ないので、香りを残しつつ果汁を出す方法など、いろいろ試行錯誤しながら作った」と話す。「ほんのり赤くて香りもよく、イチゴの爽やかな酸味が感じられるすっきりとした飲み心地。どんな料理にも合うビールに仕上がったと思う」と松井さん。
今回使うイチゴは西船にある「石井農園 Erdbeere(エルドヴェアー)」(本郷町)の協力の下、6種類の選(よ)りすぐりのイチゴ。1バッチ(1回の生産量)75リットルに15キロのイチゴを使い、松井さんは「他店ではないほどの量を使用していると思う」と話す。イチゴのフルーツエールは、モルトの種類を変えて2回仕込んでおり、現在提供しているのはペールエールモルトベースのもの。
現在用意するクラフトビールは、定番の「船橋エール」、船橋産ホンビノス貝を使った「船橋ブラック」、4種のホップを使った「ライトエールVer.2」、イチゴを使っ「Strawberry Drop」の4種類(250ミリリットル=500円、330ミリリットル=700円)となる。
「Strawberry Drop」は75リットル限定で無くなり次第終了だが、ピルスナーモルトを使った「Strawberry Drop ピルスナーモルトVer.」、イチゴミルクをイメージした「Milky Strawberry」を順次提供していく予定。
同店では船橋産ニンジンを使用した「にんじん豆腐」をお通しとして今月から提供。同店を経営する山本圭一さんは「今後も野菜や果物など船橋の食材とコラボした料理やビールなどのメニューを充実させていきたい」と意欲的に話す。
営業時間は16時~23時。