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船橋海老川親水市民まつりに2万人 海老川の歴史と環境に思いをはせて

海老川沿いに露店が並ぶ

海老川沿いに露店が並ぶ

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 「第34回船橋海老川親水市民まつり」が6月2日、海老川ジョギングロード(船橋市夏見5)で開催された。約2万人が来場し、海老川沿いがにぎわった。

川沿いに特設されたステージ

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 主催はNPO法人環境を考える市民の会。理事長の鷲見さんは「海老川は、祭りの開催当初はとても『きれいな川』とは言えなかった。このように継続して開催してきたことで、きれいな海老川を維持できている。何事も継続していくことが大切」と話す。

 海老川の名称の由来は諸説ある。古代に「大日川(おおいがわ)」と呼ばれた説もあるが、広く知られているのは、鎌倉時代にこの地を通り掛かった源頼朝に対し村人がエビを献上したことから、頼朝が「海老川」と名付けたとされている説。

 セレモニー冒頭で松戸徹市長は「この祭りも、昭和の後半から始まり、平成を経て令和の時代へ入ることができた。昭和の後半までは、大雨が降ると海老川河口付近では床上浸水などがあった。1976(昭和51)年から始まった河川の改修が全て完了したのは1992(平成4)年、これだけ長い時間をかけて今日の姿になったことは感謝に堪えない」とあいさつした。

 野田佳彦元首相は「この祭りは当初から参加させていただいているので、ほぼ皆勤賞。運営、協賛されている方々に感謝しながら楽しんでいる」とあいさつした。

 祭りではドジョウつかみ、はしご車搭乗、スマートボール、水質検査、絵画教室、サイコロゲーム、カヌー体験、スタンプラリーが行われた。フリーマーケット、模擬店、地場野菜、鉢植え、クワガタ即売など120店以上が出店した。

 川沿いに特設された舞台では、ミニライブ、キッズダンス、和太鼓、鳴子踊り、環境学習発表会、音楽隊演奏、ジュニアミュージカル、南中ソーラン、ばか面おどり、しの笛、剣舞、新舞踊、民謡などが披露された。

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