船橋市民文化ホールそばの裏通りにある「まずくない酒場なななな」（船橋市本町2、TEL 047-433-6603）が6月、オープンから1年を迎えた。

店内の様子

　店主の関口稔さん（44）は船橋市海神の出身で、高校時代から飲食店でアルバイトをしていた。高校卒業後はアルバイト時代の店主の紹介で居酒屋で働き始めるようになる。

　居酒屋で3年間、料理のイロハを教わり、その後店を変え、最終的に焼き鳥店に勤めることに。関口さんは「そこで焼き鳥を習得し、26歳の時に晴れて独立した」と話す。

　船橋駅北口の「串焼きざんく」（本町6）を皮切りに、船橋駅南口の2号店「創作居酒屋ごうにい」（本町4）、3号店「ろくよん」をオープン（現在閉店）。今回は友人の店を引き継ぐ形で4号店「まずくない酒場なななな」をオープンするに至った。

　店名の由来は、麻雀用語からで、麻雀の点数だという。関口さんは「1号店の『ざんく』とは3900点、2号店の『ごうにい』は5200点、3号店の『ろくよん』は6400点、そして今回の『なななな』は7700点という意味」と説明する。

　店舗面積は約30坪。1階は4人掛けテーブル3卓、6人掛けテーブル1卓にカウンター3席。2階は小上がりで宴会にも対応し、約30人程度で利用できる。

　食材は船橋市場で仕入れた旬の魚介類を中心に、日替わりメニューで刺し身から焼き物、揚げ物、煮物、麺類から新香まで多数用意。関口さんは「1号店からだが、アットホームな居酒屋でありたいので、最初は『お客さん』で、そこから『知り合い』になり、最後は『仲間』になれれば、長いお付き合いができるのでは」と笑顔で話す。

　営業時間は18時～翌4時（火曜は23時まで）。水曜・日曜定休。