「マリンフェスタ2019 in FUNABASHI」が6月8日・9日、千葉県葛南東部地区系用食品コンビナート南埠頭(ふとう)(船橋市高瀬町2)で開催された。
マリンフェスタは、自衛隊の艦隊が来場する毎年恒例の企画。今年は埠頭イベントとして、海上自衛隊護衛艦「あまぎり」が一般公開された。「あまぎり」は「昭和59年度計画3500トン型甲型護衛艦2225号艦」として横須賀港に配備された。
岸壁イベントとして、軽装甲機動車や11式短距離地対空誘導弾、航空自衛隊装備品 ペトリオットPAC-3の展示があり、記念撮影会なども開かれた。航空自衛隊習志野分屯基地(第1高射隊)は、今年4月1日に創設55周年を迎えたのを機に作成したロゴ「創設55周年記念ロゴ」を掲示した。
知り合いが自衛隊にいるという松戸市から来場した女性は「初めて来たが、船員の方たちが親切に大砲のことを教えてくれ、制服ファッションショーなどもよかった」と話した。栃木県足利市から3世代の家族連れで来た女性は「父が自衛隊好きで、電車で初めて来た。子どもたちも船の周りを見られてとても楽しめた」と満足気に話した。
9日の14時30分過ぎには、「あまぎり」が千葉県警察音楽隊による音楽演奏の中、横須賀へ向けて出港。15時前には自衛隊装備品などの撤収が始まり、ペトリオットPAC-3の撤収作業時には同分屯基地広報係の遠藤英樹さんが、「今年55周年を迎え、55年間、船橋の空を守ってきた。これからもよろしくお願いします」とあいさつした。
南極観測船「SHIRASE」の中に入れる「チャレンジングSHIRASE」も同時開催された。