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船橋市郷土資料館で「二和・三咲開墾150年」企画展 自由研究に役立つ内容に

3階の展示室に資料が並ぶ3階の展示室に資料が並ぶ

3階の展示室に資料が並ぶ3階の展示室に資料が並ぶ

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 船橋市郷土資料館(船橋市薬円台4、TEL 047-465-9680)で現在、企画展「二和・三咲開墾150年」が開催されている。

「佐藤昭商店」の佐藤秀樹さん宅からの資料を説明する小田さん

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 市内北部にある「二和」「三咲」という地名は、1869(明治2)年に定められたもの。江戸時代は馬の放牧場だったが、150年前の開墾をきっかけに多くの人が移り住み、現在は多くの人が暮らす。

 開墾から150年という節目を迎えるに当たり、同館学芸員の小田真裕さんは「自分は江戸時代の研究を続けているが、二和・三咲の開墾というトピックは関係者の間では非常に話題性の高いもの。今年は150年という節目なので、その地域の成り立ちや変化を展示してお伝えしたかった」と話す。

 展示には「二和」「三咲」という地名が生まれたことに関係する貴重な資料のほか、「星影神社」など地域住民にとってなじみのあるものに関連する資料や、入植者が移り住んだ当時の地図の展示なども。

 開墾から間もない頃、三咲地区には多くの桜が植えられ、「三咲の桜並木」として名をはせ、遠くからも人が訪れるほどの観光名所にもなっていたという。

 小田さんは「『三咲の桜』がいかに有名な観光スポットであったかが分かる、昔の観光地図が東京・神田の古本屋で手に入ったので、企画展の後半にはこの地図の展示もする」と話す。三咲の桜があった場所は、現在の「佐藤昭商店」(三咲9)がある周辺だという。

 「同館には、南三咲に引っ越してきたという子連れの家族が『地域のことを知りたいから』と来訪したり、『自由研究のために何か調べたい』と訪れたりする子どもも多い。そうした子どもたちにより興味を持ってもらい、自由研究に役立てられるような展示を目指している」と小田さんは話す。

 8月24日には「船橋の歴史散歩 二和・三咲へ」(参加費50円)を開催する。開催は9月8日まで。開館時間は9時~17時(入館は16時30分)。月曜(祝日の場合は翌日)休館。

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