ライブバー「コクリコットフォルテ(Coqueicot f、以下フォルテ)」(船橋市本町4、TEL 080-3348-5915)が10月11日、グランドオープンした。
同店は船橋市出身、在住のジャズシンガー河村瑠璃子さんがオーナーを務める「コクリコット」の2軒目。コクリコット隣りのビル1階に出店する。 店名はフランス語で「ひなげし(コクリコ)」を意味し、ローマ字読みで「コクリコット」とした。
河村さんは「グランドピアノを置ける店にしたかった」と話す。店舗面積は20坪。河村さんは「二店舗が離れているとお客さまやミュージシャンが迷ってしまう。相乗効果で場が華やげば」と話す。
店内の席は、2人掛けテーブル9卓、3人掛けテーブル1卓、カウンター9席。店の前に植栽を施し、今後テラス席も作る予定だという。
グランドピアノのほかにドラムセットを常備。ウッドベースとのトリオ演奏や管楽器、ボーカルが一緒の演奏でもゆとりあるスペースとしたステージは客席と同じ高さで距離が近く、生演奏を間近で楽しめる。ミュージックチャージ(2,500円~)に加え、飲み物(800円~)、軽食(700円~、以上税別)は別途注文。
河村さんは同店以外にも都内を中心にステージに立つ。「地元で生演奏を聴いて楽しめる場所を増やしたい」と、実行委員長となり演奏できる飲食店を開拓して始めた音楽イベント「船橋ジャズフェスタ」は、2014(平成26)年から毎年行ってきた。「演奏のできる店を持った今も、生演奏を聴ける場所を増やしたい気持ちは変わらない」と話す。
「地元の人に普段は体感できない生演奏をたくさん聴いてもらいたい。演奏だけでなくフラメンコやラテンなどダンスも楽しめる場所にしたい」とも。
コクリコットでは月1回昼間に幼児向けのリトミック教室を開催してきたが、11月からは「フォルテ」に場所を移して開催予定。「キッズバンドを作りたい。音楽を体験することで子どもたちの未来が広がる」と次なる夢も話す。子どもたちの楽器や維持費などの費用に「フォルテ楽器基金」(1口5,000円)を募り、協賛者にはオリジナルTシャツをプレゼントしている。
営業時間は18時30分~23時。ステージは19時15分~と21時~の2回で入れ替えなし。