船橋市内のイチゴ農家は現在、イチゴの収穫最盛期を迎えている。今年は例年に比べると少し遅めだという。
家族で市内2つのイチゴ園を営む「丘の上のいちご園」(船橋市大穴北6)の園主・高橋弘道さんによると「今年は2月に入ってからようやく数が採れるようになってきた。最盛期はちょうど今だけど、例年よりも遅め」と話す。
房総半島では昨年の台風15号での被害の影響から例年よりも出足が少し遅れたところもあるが、同園では大きな台風被害はなかったという。例年より収穫時期が遅い原因は、「今年はあまり寒くならなかったからではないか」と話す。
同園では新京成電鉄が主催する「新京成で行くいちご狩り」企画にも参加していることもあり、「週末や祝日はイチゴ狩りのお客さんがたくさん来る。イチゴはあるだけなので、直売所での販売は出したらすぐに無くなってしまう」と話す。
「毎朝のように『Cafe chou chou(カフェシュシュ)』さんが買いに来てくれて、パンケーキに当園のイチゴを使ってくれている。店で当園の紹介もしてくれているようで、カフェに行った方が立ち寄ってくれることも多くてありがたい」と高橋さんは話す。
「カフェシュシュ」(船橋市南三咲4)では季節感のあるパンケーキをメニューとして出している。「ストロベリーパンケーキ」(1,400円)は2月初旬にフェイスブックやインスタグラムなどのSNSで発表したところ、問い合わせが殺到したという。パンケーキに使うイチゴは、当日の朝、使用予定分を農園に買いに行く。2月17日からは、マスカルポーネクリームがふんだんにのった「ストロベリーマスカルポーネパンケーキ」も提供。どちらもイチゴ増量に事前予約で対応する。営業時間は11時~17時、土曜12時~18時(イチゴを使ったパンケーキは当日のイチゴが無くなり次第終了)。木・日曜、祝日定休。なお、コロナウイルス感染拡大防止対策の影響で、現在は先の日程となる予約は受け付けていない。
丘の上のいちご園でのイチゴの収穫は、5月初旬くらいまでを見込んでいるという。