船橋市(船橋市湊町2)では5月11日、自動車向け「船橋ナンバープレート」の交付を始める。
国土交通省では2017(平成29)年、ナンバープレートを活用して地域の魅力を全国に発信することを目的に「走る広告塔」として地域の風景や観光資源を図柄とする「地方版図柄入りナンバープレート」の導入を進めてきた。
船橋市では2018(平成30)年3月に千葉県を通じて国土交通省に導入申し込みを行った。同年5月に国土交通省が「船橋ナンバー」を含む17地域の新たな地域名表示の導入を決定。千葉県内では2006(平成18)年に「成田」「柏」ナンバーが導入され、本年度から導入するのは「船橋」のほかに、「市川」「松戸」「市原」がある。
船橋ナンバーの図柄デザイン案の公募・選定は同年9月に開始。市民投票も行われ、「梨とアンデルセン公園」をテーマにした市内に住む鈴木香世さんの作品に決定した。
「船橋ナンバー」のプレートは4種類。図柄なし無地のナンバープレート(一連番号)、図柄なし無地のナンバープレート(希望番号)、図柄入りナンバープレート(モノトーン)、図柄入りナンバープレート(フルカラー)。
船橋市に使用の本拠を置く自動車は、5月11日以降に新車登録や移転登録などでナンバープレートを取得する場合に「船橋ナンバー」になる。使用中の「習志野ナンバー」はそのまま使用できる。図柄入りナンバープレートの選択もでき、対象は登録自動車(小型自動車、普通自動車、大型特殊自動車など)と、自家用の軽自動車。交付手数料などを支払うことで希望者は任意でナンバープレートを変更することも可能。船橋ナンバーの交付開始以降は、使用の本拠地が船橋市内の場合、習志野ナンバーを選択できなくなる。
図柄入りナンバープレートの事前申し込みは現在受付中。自動車販売店、整備工場などに依頼するか、ウェブサイト「図柄ナンバー申込サービス」から行う。交付手数料(中盤)は、普通自動車=7,480円、軽自動車=7,540円。1,000円以上の寄付金でフルカラー版を選択することもできる。