船橋市のふるさと納税返礼品に6月23日、「千葉県船橋市産こしひかり」が追加された。
写真右から感謝状を手にする市川市農業協同組合代表理事組合長の時田正人さん、松戸徹市長、コシヒカリを手にする同組合代表理事理事長の今野博之さん
市川市農業協同組合の「あまり知られていない『船橋市』でお米が作られているということを、より多くの皆さんに知っていただき、生産者である農家の方への理解を深めてほしい。これまで一般販売されていなかった『船橋市』ならではのお米を、たくさんの方に食べていただきたい」という思いにより実現。(代表理事組合:長時田正人さん)
返礼品に追加されたコシヒカリは、船橋市の恵まれた自然環境の中で丁寧に水稲栽培され、「程よい甘味と香りが自慢」の米。船橋市の学校給食で年に1回提供されているが、生産量が少なく、これまで小売店などで販売されていない。
船橋市役所経済部商工振興課の長澤杏奈さんは「『船橋市ふるさと納税返礼品』でしか手に入らない。この機会にぜひ、希少な『船橋市産こしひかり』をふるさと納税返礼品でお選びいただければ」と話す。
7,000円以上の寄付で精米品5キロ、1万3,000円以上の寄付で精米品10キロ(5キロ×2袋)、8,000円以上の寄付で無洗米加工の精米品5キロ、1万4,000円以上の寄付で無洗米加工の精米品10 キロ(5キロ×2袋)の4種類から選べる。
申込方法はふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」、楽天ふるさと納税から。
同日、同市農業協同組合は「コロナに負けずお米を食べて頑張ろう!」とブランド米の「コシヒカリ」2トンを船橋市に寄贈し、松戸徹市長から感謝状が送られた。船橋市の指定管理者制度導入施設である知的障がい者の支援施設「北総育成園」(香取郡東庄町)で、入所者や職員が新型コロナウイルスに感染したことを受け、市川市農業協同組合の「新型コロナウイルスに負けないよう、お米を食べ、体力と活力を付けて日々の生活を頑張ってほしい」という思いから、寄贈が実現した。
寄贈された米は、JAいちかわ柏たなか地区の豊かな自然の中で育ったコシヒカリ。船橋市内の障害者施設や高齢者施設のほか、フードバンクなどへ配布されるという。
「JA いちかわ」の愛称を持つ市川市農業協同組合は、市川市、船橋市、浦安市、柏市北部を管内とする農業協同組合。1963(昭和38)年4 月に市川市内の4農協が合併して誕生した。2004(平成16)年7月に船橋市農業協同組合と、2010(平成22)年1月に柏市の田中農業協同組合と合併している。