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船橋・グラミン日本の「プチ起業のはじめ方」 シングルマザーの起業支援として

グラミン日本・事務局の奈良千尋さん

グラミン日本・事務局の奈良千尋さん

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 マイクロファイナンス機関「グラミン日本」(東京都中央区)が3月13日にシングルマザー向け「プチ起業のはじめ方」ワークショップをオンライン配信で開始。4月24日の配信観覧会場として、船橋市場内にある「市場カフェ」(船橋市市場1、TEL 047-409-1877)が提供される。

 「グラミン日本」は、バングラデシュの「グラミン銀行」のビジネスモデルを参考に2018(平成30)年に日本で創設された。同行は、ムハマド・ユヌス博士が1983(昭和58)年に設立。経済的に苦しい状態にある人に低金利・無担保で少額融資を行い、起業・就労などを通じた自立支援を行っている。貧困層の自立を支援した功績から、ユヌス博士とグラミン銀行は2006(平成18)年にノーベル平和賞も受賞した。

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 今回行われる講座は、起業という同じ夢を持つシングルマザーと共に、最初に自分自身の強みや弱みを把握し、「自分らしい働き方」を形にする流れを学んでいくというもの。「どうしたらいいのか分からない」「一人で始めるのは不安」という人向けに、講座では4つのステップを用意。

 「ステップ0」では、グラミン日本のことやプチ起業ワークショップの概要を体験。「ステップ1」では、人生曲線や家計シミュレーションなどを通して、自分自身の夢や働き方、必要なお金について知る。「ステップ2」では、顧客ターゲットや資金計画の設計など、事業に必要なことなど企業アイデアを形にしていく。「ステップ3」では、開業に必要な手続きの確認やスケジュールを作成し、開業に向けたプランを作成する。

 「ステップ0」~「ステップ3」はいずれも別日に開催し、内容について納得いくまで同じ講座を何回でも受講できる。最終的には「ステップ3」で起業を決めた人の中から5人1組の互助グループを作り、グラミンのルールや金融知識を取得。借入内容を検討後、互助グループに対して融資を実行していくというもの。その後も月2回の事業相談ミーティングのフォローアップもある。

 互助グループは、元々知り合いで集まったメンバーというパターンもあれば、グラミンのワークショップを通して初めて知り合ったパターンなどさまざま。個人で参加しているのでグループが作りにくいという人には、他の参加希望者メンバーを紹介するシステムもある。

 グラミンを利用するに当たって「グループを作るといっても連帯保証ではなく、信頼関係に基づいて仲間が一緒に支え合って頑張っていくコミュニティーという意味で、基本的には5人1組の互助グループを作ってもらっている」と事務局の奈良千尋さん。

 講座を受講し、アロマセラピーとイラストを独自の手法で組み合わせ、心を癒やす活動をしている遠藤ひろみさんは「当初は、何か搾取されるかもしれないという疑いの気持ちもあったが、今は私の仕事が良くなるように一緒に考えてくれる人がいる安心感を感じ、ありがたく思っている。5人1組も、励まし合ったり近況を聞いたりできる大切な仲間。毎月のミーティングも行くのが楽しみになった」と話す。

 講座受講後は、起業が必須ではなく、同行のパートナー企業への就労も選べる。その際には、デジタルスキル習得のためのサポートも用意する。

 講座は全てオンラインで開催し、スマホからでも受講可能。ネット環境に不安がある人向けに、4月24日の「ステップ0」の回は「市場カフェ」が観覧会場となり、参加者全員で講座を見ることができる。開催時間は14時30分~16時30分。会場での観覧希望者は事前に市場カフェのフェイスブックページから要事前申し込み。

 「ステップ0」その他の開催日程は、3月27日=10時~12時、4月17日=10時~12時。独身女性向けの内容で4月10日10時~12時、4月22日19時~21時にも開催する。「ステップ1~3」の開催日程は、講座受講後に伝えられる。詳細・申し込みはグラミン日本ホームページから。参加無料。

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