「夏見酒店」(船橋市松が丘1、TEL 047-465-6817)が3月6日、弁当と総菜の店「夏見屋」をリニューアルオープンした。
昭和40年代創業の「夏見酒店」。現在の社長は同所で生まれ育った夏見智之さん。「夏見酒店」は、昨年末までボランタリーチェーンで展開する「ヤマザキショップ」を運営し、地域住民に親しまれていたが、店前の「松が丘バス通り」の道路拡張工事に伴い「ヤマザキショップ」を閉め、「夏見屋」として弁当と総菜販売店へと本格シフトしていくことにしたという。
夏見さんは、酒店以外にもさまざまな職種での経験を積み現在に至る。運送業をしていた時期もあれば、知り合いに誘われて「おこわ」専門の店を佐倉市で営んでいたこともあるという。その後、実家である現在の場所に戻り「ヤマザキショップ」を経営する傍ら、店内で自家製の弁当や総菜の販売を始めたという。
2009(平成21)年ごろ、夏見さんが弁当販売のウェブサイトを立ち上げると、さまざまな場所から宅配弁当の依頼が舞い込んで来たという。同時に夏見さんの恩師のつながりから、船橋市役所の職員用弁当の依頼など大型受注も入り、弁当販売の事業が軌道に乗った。
「弁当300個などにも対応、配達は3個以上から受け付けている。宅配エリアについては、その日の状況により対応させていただいている」と夏見さん。
弁当店として地域での認知度も少しずつ高まり、市内小学校の春休み初日には店頭に並べていた約70個の弁当が完売した。
夏見さんは手作り弁当にこだわる。ギョーザは皮にもこだわり、専門業者に特注でオーダーしてきたというが、「最近その専門業者が店を閉めてしまったため、新しい業者を探している」とも。
日替わり弁当=450円~、おこわ弁当=380円(以上税別)。「安さも一つの特徴。おかずはお昼に食べたくなる味を意識している。唐揚げは店頭では毎日11時に揚げたてを販売している」と夏見さん。
営業時間は10時~17時。日曜・祝日定休。日替わりメニューは同店のサイトで公開している。